【ブロック紙とは】地方紙との違いと発行部数について【3紙あります】

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こんにちは!新聞広告ラボです。

今回は新聞の中でも、ブロック紙について解説していきます。

ブロック紙とは

ブロック紙とは、

地方紙の中でも特に部数が多く、広域に発行している新聞です。

研究員
研究員

「中央紙と県紙の中間」というイメージです

ブロック紙と呼ばれる新聞は

①北海道新聞

②中日新聞

③西日本新聞

の3紙です。

いずれも大都市圏に本社を構え、各発行エリアにおいて圧倒的な影響力を持っています。

次に、この3紙について

・発行エリア

・発行部数

を中心に、詳細を見ていきましょう。

北海道新聞

北海道新聞社が、北海道全域に発行するブロック紙です。

<北海道新聞>
■発行エリア:北海道全域
■発行部数:904,062 部
※(2020年9月 日本ABC協会報告部数)

・中日新聞

・西日本新聞

とは違い、北海道エリアのみの発行ですが

面積や規模、影響力がとても大きいので、ブロック紙の一角を担っています。

 

ちなみにルイ・ヴィトン銀座並木通り店のビルは、北海道新聞社が所有しています。

研究員
研究員

超一等地で、ルイ・ヴィトンの大家さんもやっているのです

 

中日新聞

中日新聞社が、本社のある愛知県を拠点に、東海エリア等に発行するブロック紙です。

<中日新聞>
■発行エリア:愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県、滋賀県、福井県
■発行部数:2,136,296部
※2020年1月~6月平均ABC部数

となっており、ブロック紙の中でも最大の発行部数です。

また、中日新聞東京本社が首都圏で発行する東京新聞を含めて、「ブロック4紙」と呼ぶこともあります。

<東京新聞>
■発行エリア:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、静岡県
■発行部数:422,593部
※2020年1月~6月平均ABC部数

その他にも、中日新聞グループとして

■日刊県民福井(福井県):30,654部

■北陸中日新聞(石川県、富山県):86,373部

も発行しています。

 

以上の中日新聞グループ4紙合計は

2,675,916部

となり、読売新聞、朝日新聞に次いで、全国でも3番目の発行部数を誇ります。

<中央紙との発行部数比較>
1位:読売新聞(7,705,178部)
2位:朝日新聞(5,160,355部)
3位:中日新聞グループ(2,675,916部)
4位:毎日新聞(2,250,756部)
5位:日本経済新聞(2,129,733部)
6位:産経新聞(1,329,094部)

中日新聞媒体グループガイドより作成

 

しかも、中日新聞社は

プロ野球中日ドラゴンズのオーナー会社でもあります。

研究員
研究員

強すぎですっ‥!

 

西日本新聞

西日本新聞社が、本社のある福岡を含め九州5県で発行するブロック紙です。

<西日本新聞>
■発行エリア:福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県
■発行部数:514,104部
※2020年1月~6月平均ABC部数

ちなみに西日本新聞社グループとして、

■西日本新聞メディアラボ

という、デジタル事業に特化した関連会社があることも特徴です。

 

その他、西日本新聞本社には、大丸福岡天神店が入っています

研究員
研究員

ちなみに『サザエさん』の長谷川町子さんは、戦時中に西日本新聞学芸部に所属していました!

まとめ

以上、「ブロック紙」という新聞区分について解説してきました。

新聞の発行だけではなく、

不動産事業・プロスポーツ事業・デジタル事業

など、多様な事業を展開していることも特徴のひとつです。

最後に本記事のまとめです。

■ブロック紙=地方紙の中でも特に部数が多く、広域発行している新聞

■各発行エリアで圧倒的な影響力を持つ

■ブロック紙は、①北海道新聞②中日新聞③西日本新聞の3紙

■新聞発行以外にも、多様な事業を展開

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