新聞社の「記者」「キャップ」「デスク」の違いとは?

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こんにちは!新聞広告ラボです

今回は新聞社の

  • 記者
  • キャップ
  • デスク

の違いについて解説します

研究員
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特に「キャップ」「デスク」の違いは初見の人にはわかりづらいですよね‥

はじめに

記者、デスク、キャップをわかりやすく言い換えると下記のようになります

<記者、デスク、キャップの違い>

  • 記者=選手
  • キャップ=キャプテン
  • デスク=監督

つまり、スポーツに例えると

  • 記者はグラウンドでプレーをして(=現場に出て取材をして)、
  • キャップは記者と一緒にグラウンドに立ってチームを引っ張り(=自らも取材しつつ現場の記者の取材取りまとめ)
  • デスクはベンチで指示出し(=会社の中にいて、原稿指示を出したり最終的な原稿チェック)

というイメージです

それでは、各ポジションの具体的な仕事内容を見ていきましょう

記者とは

記者とは、

  • 取材し
  • 記事を書き
  • 編集する

人のことです。

新人からベテランまで、あらゆる世代の記者がいます。

研究員
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まさに「新聞社の顔」ですね!

チームで動くこともあれば個人単位で取材することもあります。

「政治部」「経済部」「社会部」「運動部」「フリー」など、担当するテーマによって部署がわかれています

研究員
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「フリー」は遊軍とも言われ、特定のテーマを持っていません。

時勢に合った独自のテーマで取材をしています。

「スクープ記事」は、実はフリー記者が書いていることもしばしば。

基本的に昼間は外で取材をしていて、午後~夕方に帰社して夜までに原稿を書く、という流れが一般的です。

ただし、たとえば事件や事故などの担当(=警察関連の担当)になると、

いわゆる「夜討ち朝駆け」で取材をすることもあります

<「夜討ち朝駆け」とは>
  • 新聞記者が、夜遅く(=夜討ち)や早朝(=朝駆け)に事前予告なしに、取材をすること。

キャップとは

キャップとは、記者の中でのリーダー的な役割を担う人のことです

現場の記者たちをまとめあげ、時には自らも取材に赴きます

そのため、

  • キャップ=実力あるベテラン記者

のことを指しています。

研究員
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「キャップ=帽子=体の一番上にある=リーダー」という文脈で、キャップと呼ばれるようになりました

現場の記者とデスクをつなぐ役割も果たしているので、

記者組織の中でもとても重要なポジションです

研究員
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キャップはデスクに対して、「この記事はもっと大きく扱いましょう!」と、直接現場の意見を伝えることもしています

デスクとは

デスクは、記者が書いた原稿内容をチェックし、どのように新聞紙面に掲載するかを決める人のことです

研究員
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取材現場には行かず、基本的には会社のデスクにいて指示を出したりチェックをしているので「デスク」と呼ばれています

記者が書いた原稿を

  • いつ
  • どれくらいの大きさ
  • どれくらいのボリューム

で掲載するかは、デスクが(キャップと相談しながら)決めています。

研究員
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記事の掲載基準は、「ニュースの価値」によって決まります

まとめ~立場ではなく役割の違い~

記者、キャップ、デスクの違いについて紹介しました。

重要なのは、たとえば「キャップは課長級」「デスクは部長級」というように

役職では分けられてはいない、ということです

 

キャップやデスクはあくまで役割の違いであり、

肩書きは所属部署や個人のキャリアによるので人それぞれです

研究員
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ちなみに、取材依頼をする場合は現場の記者に相談するのがベターです

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