こんにちは!新聞広告ラボです。
今回は在版(ざいはん)広告について紹介します。
在版のメリットや要注意ポイントについても解説しています!
在版とは
日本新聞協会では、「在版」を以下のように説明しています。
在版とは‥
すでに紙面に掲載され、新聞社に保管されている広告原稿のこと。
以前は保管されているフィルムや印画紙そのものを指していたが、製作工程のデジタル化が進んだ今は、新聞社のサーバー内に保管されている原稿データを指すことが多い。
(日本新聞協会ホームページより)
つまり、
今回は在版で行きましょう!
と言われたら、
過去に掲載した広告原稿を、もう一度掲載すること
を指します。
このように「在版原稿を再利用すること」を
在版流用(ざいはんりゅうよう)と言う場合もあります。
在版のメリットと注意点
次に在版広告のメリットと掲載時の注意点について、見ていきます。
【メリット】制作費&制作時間がかからない
在版広告のメリットは、何と言っても
■制作費&制作時間がかからないこと
に尽きます。
前回掲載時の原稿内容で問題なければ、
「在版流用で!」と新聞社(or広告代理店)に伝えれば基本的な手配は完了です。
あらたに新聞原稿をつくる必要がないため、当然ですが
・原稿制作費
は発生しません。
ただ、在版原稿を手配する際は
①原稿内に変更箇所は無いか
②在版原稿の保存期限が切れていないか
の2点は掲載前に必ずにチェックするようにしましょう。
【注意点①】(特に固有名詞部分)原稿内に変更箇所は無いか
長い間在版を続けていると
広告主の
・住所
・代表者名
・商品名や価格
・問い合わせ先
等のチェックが甘くなってしまうことがあります。
在版広告掲載後に、
社長名が先代のままになっている‥
なんていうことが間違ってもないよう、注意しましょう。
修正箇所が一部だけあるときは、在版訂正を行ったうえで掲載しましょう。
在版原稿の一部を変える場合は、「在版訂正」と呼びます!
【注意点②】在版原稿の保存期限が切れていないか
また、在版原稿の保存期限についても
事前にチェックしておきましょう。
入稿データは、原則
・媒体(=新聞社)
・広告代理店(制作会社)
が保管しています。
新聞社の在版保存期限については、
■掲載日or入稿日から〇日間有効
■そもそも在版管理はしていない
など、新聞社によって対応が分かれています。
新聞社によって、在版自体できないところもあるので要注意です!
たとえば、入稿ガイドに在版ルールを記載している新聞社はこんな感じ↓↓
入稿メディアは広告掲載後に返却させていただきます。また、当社のシステム内で最終掲載日から 440 日間はデータを保存しますので、在版原稿再掲載の場合は、在版日および必要事項を明記した念校の提出をお願いします。
在版の対応は、新聞社によって大きく分かれています
なので、在版広告掲載直前になって
在版の有効期限が切れてる‥
とならないよう、事前に在版流用ができるか確認しておきましょう。
まとめ
在版は、
・広告主
・制作会社
・媒体社
の、広告にかかわる3者全てにとって
無くてはならない制度です。
一方、
・原稿内容
・保管期限
など、思わぬ「落とし穴」もあるので
在版の掲載前には
チェックポイントを必ず押さえておきましょう。
■在版流用とは‥在版を再利用して掲載すること
■在版のメリット‥制作費&制作時間がかからない
■在版の注意点①‥(特に固有名詞部分)原稿内に変更箇所は無いか
■在版の注意点②‥在版原稿の保存期限が切れていないか
コメント