こんにちは!新聞広告ラボです。
今回は新聞のスプリットラン広告について解説します。
split=「割る」の意味ですね!
【スプリットラン広告とは?】
一部の要素を変えた2種類の広告のことです。
実は新聞は、2つの版を交互に印刷することで
デザインの違う広告を打つことが可能なのです!
特にフリーダイヤルを通じて直接反響が判る通販広告で利用されます。
あなたが見る新聞広告は、隣のお宅と違うかも?!#新聞広告— 新聞広告ラボ (@newspapers47ad) April 10, 2021
スプリットラン広告とは
スプリットラン広告とは、
2種類の版を交互に印刷できる新聞印刷の技法を活用し、
一部の要素を変えた広告
のことです。
たとえばこんな感じです↓↓
<スプリットラン広告の例>
上記のとおり、新聞広告の場合は
・Aパターン
・Bパターン
の2種類を掲載することが可能です。
つまり、Aさんの家に届けられる新聞広告と
Bさんの家に届けられる新聞広告の
クリエイティブを変えることができるのです。
同じ商品でも訴求方法を変えることで、どのような
・写真
・レイアウト
・コピー
が広告効果があるのかを測定することができます!
インターネット広告の場合は、
閲覧数やクリック数による効果測定が可能です。
一方、新聞広告でスプリットランを実施する場合は、
・電話番号
・QRコード
等を原稿によって変えることで、
広告クリエイティブの効果を可視化することができるのです。
スプリットラン広告のメリット3選
続いて、スプリットラン広告のメリットについて、よりくわしく解説していきます。
効果的な広告クリエイティブがわかる
実際に広告をつくっていると
最終的にA・Bパターンの2種類に絞れたけれど、一体どちらの広告が効果的なのだろう
といったことが(よく)起きます。
そんな時に、このスプリットランを実施することで
どちらのクリエイティブが効果的かを可視化することができます。
女性向け雑誌『#ハルメク』が新創刊。この新聞広告、よく見ると内容が違う…2種類の広告をランダムに印刷する「#スプリットラン」という手法。それぞれの広告の反響を比較できるんです。お隣の読売新聞と比べてみては? pic.twitter.com/YyYE8g2vQi
— 読売新聞社広告局 (@yomiojo) April 26, 2016
低コストで実施可能
スプリットラン広告の場合は、2回分の掲載料を支払う必要がないため
低コストでの効果測定が可能です。
「掲載料×2」ではなく、「掲載料+スプリットラン付加料金」が発生するのですね!
話題性につながる
現在はSNSの普及により、
「我が家は〇〇の広告だった!」
という発信を行うことが容易になりました。
スプリットランは、単なる効果測定だけではなく
広告自体の新たな可能性を広げることもできるのです。
【世界初(!?)】
あなたのお家は西軍?東軍?赤と青、ランダムで届けられた本日の新聞!
なんと2色が交互に印刷される
【スプリットラン印刷】
なのです!つまり…お隣りさんは敵軍?!
もう片方のお求めは、新聞販売店やコンビニで!#岐阜新聞 #関ケ原 #関ケ原古戦場記念館 #世界初 pic.twitter.com/YD9vRPNY7X
— 岐阜新聞 女子net (@net_nakanohito) October 21, 2020
スプリットラン料金はいくら?
では、スプリットランを実施する際の料金はいくらなのでしょうか。
中央5紙の場合は、こんな感じ↓↓
■朝日:2,460,000円(カラーの場合。モノクロは1,640,000円)
■毎日:1,845,000円
■読売:記載なし
■日経:記載なし
■産経:350,000円
※税別です
※広告掲載料は別です
版によっては出来ない場合もあるので、必ず事前に新聞社に連絡をしましょう!
まとめ
新聞のスプリットラン広告は、
・通販広告
・新聞社発の広告企画
を中心に、使われる機会が多いです。
新聞広告を掲載する際、
「A、Bどちらのクリエイティブでいこうか」
と迷ったときは
スプリットランにすればどちらの原稿も掲載できる
という選択肢を知っておくと、
広告戦略の幅が広がるのでオススメです。
■スプリットラン広告とは、一部の要素を変えた2種類の広告を同時に掲載すること
■スプリットラン広告を使えば、クリエイティブの違いによる効果測定が可能
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