こんにちは!新聞広告ラボです。
今回は新聞広告の「トンボ」について解説します
本記事は、
新聞広告データはトンボを入れて入稿した方がいいの?
という方向けの記事です。
広告制作者の方は要チェックです!
入稿データの「トンボ」とは?
トンボとは、
印刷物の断裁位置や、印刷時に各インクの刷り位置をあわせるための目印となるマークです。
「トリミング」に由来して、別名トリムマークとも言われていますね
トンボには、
■コーナートンボ
■センタートンボ
の2種類があります。
順番に解説していきます!
コーナートンボがあることでタテ×ヨコのサイズがわかります。
内側のトンボ(内トンボ)で仕上がり位置を、
外側のトンボ(外トンボ)で塗り足し領域を表しています。
内トンボは断裁機で断裁する際の位置の目印になります
センタートンボがあることで天地左右の中心がわかります。
カタログや冊子などの印刷物で使うノンブル(ページ番号)などの位置の目安にもなります。
ちなみに、日本では「トリム」ではなく「トンボ」と呼ばれることが多いです。
理由は、「十字マークが昆虫のトンボに似ている」から!(そのまんま)
入稿データにはトンボは不要
新聞広告の入稿データには、
トンボは不要です。
理由としては、
広告罫(=サイズが判る状態)を巻いた状態で入稿するから
この場合、アウトライン化された罫の太さの外側=原稿サイズです
むしろ、入稿データにはトンボを入れてはいけません。
「ゴミ」として入稿システム上判断されてしまい、入稿エラーとなります
各新聞社の入稿ガイドにも、「トンボNG」の旨が表記されています。
<中日新聞の場合(EPS広告入稿ガイド3.5より)>
<毎日新聞の場合(新聞広告原稿制作ガイド2020 version8より)>
まとめ
新聞広告の入稿データにはトンボは不要です。
また、新聞社によって独自の入稿規定を設けているところもありますので
入稿前には必ず、各社の入稿ガイドもチェックしてみましょう。
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