こんにちは!新聞広告ラボです。
今回は誇大広告について解説していきます。
毎日触れる広告の中で
「日本一!」
「必ず痩せます!」
「確実に儲かります!」
等の表現が入っているものを見たことはありませんか?
それ、誇大or不当表示広告かもしれません
誇大広告とは
誇大広告とは、
事実や実物と大きく異なっていたり、実際よりもはるかに優良・有利であると誤認させるような広告
のことです。
たとえば、
①「日本一」「世界一」の文言
→最高・最大級の表現
②「確実に儲かります」「必ずやせます」
→断定的な表現
となり、広告を掲載することができません。
誇大広告のルールについて、次の3パターンに分類されています。
誇大広告の3パターン
誇大広告の掲載基準や掲載可能な内容について、
法令や各業界の校正取引委員会では、ほぼ以下3パターンに分類されています。
①一切使ってはならない表現
<例>
・医薬品広告における、最大級の表現(またはこれに類する表現)
・家電製品広告における、「永久」「完全」など、完璧性を意味する用語
②具体的根拠の付記を必要とする表現
<例>
・家庭電気製品の「〇〇〇〇No.1」は、「△△調べ」のように各根拠資料が明確に記載されていれば掲載OK
③社会通念上、妥当な範囲を超えてはならない表現
<例>
・自動車の広告における、「完全な」「完璧」などの表現
誇大広告になる可能性がある表現
このほか、誇大広告になる可能性がある表現は、以下のとおりです。
<誇大広告になる可能性がある表現>
■No.1
■ベスト
■チャンピオン
■絶対〇〇~
■当社だけ
■群を抜く
■100%
■最安値
■〇〇が推薦
■唯一
などがあります。
これはあくまで一例なので、必ず新聞社の校閲部門で事前原稿審査を行いましょう!
また、広告掲載するには、客観的に実証された裏付けが必要です。
①試験・調査によって得られた結果
②専門機関などの見解や学術論文
その他、
■第一人者
■他を寄せ付けない
■圧倒的
などの最高・最大級に準じる表現についても、
客観的な裏付けの確認はもちろん
前後の文脈のなかでの妥当性の判断は都度必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ふだんの会話で使っているような言葉でも、
新聞広告上では使えないケースがいくつもあります。
反対に、たとえば「No.1(〇〇調べ)」のように
広告内に注釈をきちんと入れて掲載している場合は、
他社と比べ優位性が高まる
と言うこともできますよね。
今後も正しい知識を身に着けて、広告と関わっていきましょう。
誇大広告とは、実際よりも優良・有利であると読者に誤認させるような広告
「最高・最大級の表現」「断定的な表現」は誇大広告になる可能性がある
根拠資料が明記されている広告は、優位性が高まる
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