はじめに
こんにちは!新聞広告ラボです。
今回は「新聞」の概念そのものを覆した広告事例を紹介します。
シンブンってオワコンでしょ
そんな人にこそ!ぜひ見ていただきたい内容です。
「新聞」に対するイメージがきっと変わりますよ
面白い新聞事例①「光る新聞」
まずは「光る新聞」です。
北海道新幹線の開業記念として、
開業日当日の2016年3月26日に函館・札幌・東京で約2,000部街頭配布されました。
すごく貴重!偶然GETできた人はラッキーですね
北海道新聞、北海道新幹線開業記念で日本初!“光る新聞”を2000部配布! https://t.co/TWW0gWFDvs #北海道新聞 #北海道新幹線 #光る新聞 #どうしん pic.twitter.com/SpxPMIaXwq
— edgeline(エッジライン) (@edgelinetokyo) March 26, 2016
紙面ビジュアルは北海道が誇る「函館の夜景」。
新聞内にLEDランプが埋め込まれており、
ランプの光によって函館の夜景が浮かび上がる
仕様になっています。
新聞の右下にあるボタンを押すと、ランプが光ります
糊付けされた2枚の新聞紙の間に、LEDランプの配線とスイッチが入っているため
ふつうの新聞よりもモコっとして厚みがあります。
【New!】北海道新聞が「 #光る新聞 」を配布 どういうこと?(動画あり) https://t.co/DhdWocmTyC pic.twitter.com/f8IB68k4yk
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) March 27, 2016
youtubeで動画を載せている人もいました!
面白い新聞事例②「香る新聞」
続いては「香る新聞」です。
2017年10月、
オーストラリアのメディア企業であるニューズ・コープ・オーストラリアは
ポップコーンの匂いをインクに混ぜることで、ポップコーンの匂いがする新聞広告を掲載しました。
計350万部の新聞に3,137kgのインク、ポップコーンの香料を200kg使用したとのこと!
家族で楽しめる映画のDVDシリーズの発売に合わせて
大規模プロモーションの一環として行われました。
<The Great Night in Family Movie Collection>
「今日、350万人のオーストラリアの人々が、バターポップコーンの匂いで目覚ました」
から始まるPR動画も秀逸です。
マーケティング担当者曰く、
「ポップコーンの香りで、家族と映画を鑑賞したときの楽しい思い出(ノスタルジー)を呼び起こしたい」
とのこと。
つまり、実際にDVDを購入するターゲットである、
親や祖父母世代に向けた新聞広告となっています。
たしかに映画とポップコーンは相性バツグンですよね
新聞紙を印刷している人たちも、ふだんと違う新聞の匂いに驚いていました
「目や耳ではなく、鼻から入ってくるニュース」
とても画期的で楽しい試みですが、
もしこれを日本でやったら炎上するかも‥
と余計なことを思ってしまったのは、私だけでしょうか。
個人的には大好きな企画です!
面白い新聞事例③「飛び出す新聞」
最後に紹介するのは「飛び出す新聞」です。
2021年7月22日の「海の日」に、マウントレーニアが岩手新聞で
「飛び出す深い癒やし新聞広告」
を掲載しました。
なんと!
ついに!!マウントレーニア×岩手日報で「飛び出す」新聞広告ができたとのこと!
なんじゃこれ!
ほしいぃいいいい!!!笑 https://t.co/PEYbRxxu19
— 新聞広告ラボ (@newspapers47ad) July 23, 2021
この広告のマウントレーニアのお知らせツイートは、
2021年9月時点で16,000リツイートと、大いに話題になりました
圧倒的なインパクト&かわいいビジュアルで、多くの人がSNS上で拡散していました
「癒し」をテーマにしているのは、
輪転機で回せる厚紙の選定や、新聞の中に挟み込む技術面などで相当な試行錯誤があったみたい
まとめ
オールドメディアと呼ばれる新聞だからこそ、
そのイメージを覆す企画には、他の媒体には無いほど圧倒的なインパクトがあります。
もしかしたらそのうち、
・食べられる新聞
・自然に還る新聞
・濡れない新聞
など、まだまだ面白い新聞が登場するかもしれませんね。
「古くて新しい」価値が生まれるチャンス!
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