【新聞広告とは】種類やサイズ、気になる計算方法を徹底解説!

新聞広告とは
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こんにちは!新聞広告ラボです。

今回は

新入社員さん
新入社員さん

新聞広告って何?

広告検討中さん
広告主さん

新聞広告に出したい

デザイナーさん
デザイナーさん

新聞広告をつくりたい

という方向けに

・新聞広告の種類

・新聞広告のサイズ

・「新聞広告ならでは」の広告

・全国紙・ブロック紙・地方紙の違い

について、順を追って解説していきます。

新聞広告とは

新聞広告とは、ズバリ

新聞に掲載している広告

のことです。

研究員
研究員

新聞に折り込まれるチラシは、新聞広告とは呼びません

新聞広告は

商品やサービスのPR、そして企業ブランディングの場として

幅広く活用されています。

 

新聞広告には、その時代を象徴する

・デザイン

・キャッチコピー

・広告主

が凝縮されています。

 

その長い歴史と、

シンプルかつ奥深い「紙」という媒体の特性上

・新聞広告=広告デザインの基本

とも言われています。

一方で、近年は

クラウドファンディングを利用した新聞広告

◎SNSや動画と組み合わせたバズる新聞広告

◎複数の新聞に、同広告主が別デザインで同時に掲載する広告

なども増えてきました。

新聞広告の種類

新聞広告は、大きく分けると

雑報広告

◎記事下広告

の2種類があります。

雑報広告

雑報(ざっぽう)広告と読み、

編集記事の中に掲載される新聞広告の総称です。

・題字の下に入る      題字下

・題字の脇に入る      ②題字横

・記事に突き出して掲載する ③突き出し

・記事の間に掲載する    記事中

などが代表的です。

雑報広告

その他にも、各新聞によって多様な雑報広告があります。

記事下広告

記事下(きじした)広告は通常、その名の通り

記事の下に掲載されている広告を指します。

 

「新聞広告」といえば、この記事下広告をイメージする人が多いと思います。

紙面構成上、記事下広告のサイズは

2段、3段、5段、7段、15段(=1ページ)

が一般的です。

新聞広告のサイズ

次に、新聞の記事下広告のサイズについて見ていきましょう。

記事下広告のサイズは

独自の計算方法によって求められます。

【記事下広告の計算方法】

・天地(タテサイズ)=段(1~15段)

・左右(ヨコサイズ)=割(〇分の1)

天地(タテサイズ)=段

タテサイズの1段とは、

新聞1Pをタテに15分割したうちの1ブロックのことです。

この1ブロックが何段分あるかで、タテサイズを求めます。

左右(ヨコサイズ)=割

ヨコサイズの「割」は、全幅に対する

「〇分の1」という表現をします。

2分の1、4分の1の割合が多く、

1分の1の場合は「全〇段」という表現をすることもあります。

なので、「全15段」=1ページ広告ということになります。

新聞広告サイズ一覧

※「N-SIZE(日本新聞協会推奨制作サイズ)」。新聞社によって正確なサイズは若干異なります。

◎タテサイズについて

 

【天地(タテ)】

15段:511㎜

14段:477㎜

13段:442㎜

12段:408㎜

11段:374㎜

10段:339㎜

9段:305㎜

8段:271㎜

7段:237㎜

6段:203㎜

5段:168㎜

4段:134㎜

3段:100㎜

2段:66㎜

1段:32㎜

 

◎ヨコサイズについて

【左右(ヨコ)】

二連版:784㎜

全 幅:378㎜

1/2:188㎜

1/3:126㎜

1/4:94

掲載するスペースが広いほど、1段あたりの広告単価は安くなる傾向にあります。

 

「新聞ならでは」の広告

新聞には、他の媒体ではなかなか見ることがない「新聞ならでは」の広告がいくつも存在します。

いずれも新聞が持つ信頼性保存性を活かした広告です。

意見広告

様々な主義主張の人に向けて、自らの(団体の)考えを表明する広告です。

新聞という媒体の性質上、政治的なメッセージの割合が多いです。

社告

商品のリコール・回収情報や株主への案内(決算公告)など、

会社や新聞社自身が、一般の人に向けて出す広告です。

黒枠広告

死亡や会葬を知らせるお悔み広告です。

個人が広告を出す場合(ご遺族など)

企業が広告を出す場合(故人が会社の代表や創業者の場合など)

があります。

黒枠広告の例

新聞のお悔み欄(=記事)とは異なり、葬儀日程や喪主の名前が掲載スペースに応じて入ります。

全国紙・ブロック紙・地方紙

全国津々浦々で暮らすひとの手元に、今日も届く新聞。

ここでは全国紙、ブロック紙、地方紙の特徴や違いについてご紹介します。

全国紙とは

‥全国向けにニュースを報道する新聞です。

このうち、首都に本社がある新聞は「中央紙」とも言われます。

全国紙と広く呼ばれている新聞は5紙あります。

① 朝日新聞

② 毎日新聞

③ 読売新聞

④ 日本経済新聞

⑤ 産経新聞

これらはまとめて「中央5紙」「全国5紙」とも言われます。

5紙の合計発行部数は、日本の新聞の全発行部数の半分以上を占めています。

ブロック紙とは

‥地方紙の中でも特に部数が多く、広域に発行している新聞です。

全国紙と県紙の中間くらいの規模です。

北海道新聞

西日本新聞

中日新聞(東京新聞・北陸中日新聞も発行)

の3紙がブロック紙と言われます。

その他、

宮城県(東北地方)の河北新報

広島県(中国地方)の中国新聞

の2紙は、「準ブロック紙」と呼ばれています。

地方紙とは

‥特定の県や地方に発行している新聞で、「一県一紙」である場合がほとんどです。

その多くは第二次世界大戦時に起きた「一県一紙」統制によって、同地域の多数の新聞を統合してその県の唯一の地元紙として成立しました。

その他

スポーツ紙(日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、報知新聞、デイリースポーツなど)

専門紙(官報、住宅新報、日本農業新聞など)

など、「新聞」と一口に言っても

・発行エリア

・専門分野

・読者層

・発行部数

は実に多様であることがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新聞広告には独自のルールが多くあるため、特に初見の人には難しいかもしれません。

一方で、新聞広告だからこそ生まれる価値も

確実に存在します。

 

まずは新聞広告について理解を深めつつ

メリットデメリットを理解したうえで、検討することが大切です。

以下、本記事のまとめです。

・新聞広告とは、新聞に掲載している広告。

・新聞広告=広告デザインの基本。

・「雑報広告」「記事下広告」 がある。

・全国紙=全国向けにニュースを報道する新聞。

・ブロック紙=地方紙の中でも特に部数が多く、広域に発行している新聞。

・地方紙=特定の県や地方に発行している新聞。

・スポーツ紙や専門紙など、発行エリアや専門分野によって、さまざまな新聞がある。

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