【三方罫トルとは】新聞広告の罫線について解説【全ページ広告に有効】

新聞広告とは
この記事は約3分で読めます。

こんにちは!新聞広告ラボです。

今回は新聞広告の罫線に関する用語

「三方罫トル」

について解説します。

研究員
研究員

全ページ(=15段)広告を掲載するときに出てくる用語です!

この「三方罫トル」は、

・新聞社側からあえて言うことは(ほぼ)無い

・新聞の罫線について熟知している広告主は少ない

ので、新聞社と広告主をつなぐ

広告代理店の担当者

は特に知っておくべき知識です。

三方罫トルとは?

三方罫(さんぽうけい)とは、

新聞の左右&下部の三方に引いている罫線

のことです。

上図の赤線部分が三方罫です。

研究員
研究員

「上辺を除いた三辺の罫線」のことですね!

この罫線は広告主ではなく、新聞社が巻いているため

・新聞社罫

・社罫

とも呼ばれています。

 

「三方罫トル」とは文字通り、

左右&下部にある三方の罫線をトルということです。

「三方罫トル」の使用条件とメリット

「三方罫トル」は、

全ページ広告を掲載するときに指定することができます。

研究員
研究員

それ以外の場面で「三方罫トル」は使えません!

そもそも罫線は、

境目を明確にするために引かれるもの

です。

 

新聞の場合、

・記事と記事

・記事と広告

・広告と広告

ノンブルとそれ以外

の間に罫線が引かれています。

研究員
研究員

記事と広告、広告と広告の間に罫線が引いてありますね

ちなみに新聞のノンブルとは、下図の赤囲み部分です。

全ページ広告の場合、境目を引く必要があるのは

・ノンブルとそれ以外の部分

だけになるので、この「三方罫トル」が使えるのです。

 

<三方罫がある場合>

研究員
研究員

赤矢印のとおり、横の罫線が上の罫線とくっついています

 

また、罫線には新聞社が巻く罫線以外にも

広告自体に巻いてある罫線(=広告罫)があります。

広告罫は、新聞社ではなく広告主自身が巻く罫線のことです。

 

<三方罫がない場合>

研究員
研究員

赤矢印にあった三方罫が無くなり、青矢印の広告罫のみになっています

 

広告罫がすでに巻かれているのに

さらにその外側に三方罫があると、

「罫線のための罫線」のような状態になってしまいます。

 

そのような事態を避けるためにも

「三方罫トル」の処理をするのです。

 

そうすることで、

余計な罫線が入らなくなるので

広告がより洗練された印象になります。

研究員
研究員

赤矢印部分にさらに罫線が巻かれていたら、少しくどい印象が出てしまいます

なので、近年では

「三方罫トル」を指定する広告主が増えているのです。

まとめ

三方罫は、ノンブルが上部に入る新聞ならではの用語なので

新聞広告に携わっていてもあまり知られていません。

 

たかが罫線、されど罫線。

 

神は細部に宿ります。

 

広告は人々の目に触れてはじめて広告になるので

最後の最後まで、気を抜かずに頑張りましょう!

 

・「三方罫トル」は、全ページ広告掲載時に指定することができる

・「三方罫トル」をすることで、広告がより洗練された印象になる

コメント

タイトルとURLをコピーしました